第1話 朝の掃除は「掃除」ではない ― 健康管理の始まり
猛禽類を飼育していると、「毎日どんなお世話をしていますか?」という質問をよくいただきます。
「餌をあげて、水を替えて、掃除をする。」
言葉にすると、とてもシンプルです。
しかし、HUNTING ANIMALでは、この毎日のルーティンを単なる作業とは考えていません。
毎朝の掃除は、猛禽たちの健康状態を確認するための大切な時間です。
毎朝、最初に行うこと
お店に来ると、まず最初に水入れを洗います。
猛禽類の水入れには、羽や餌の脂、細かな汚れが付着しやすく、そのままにしておくと細菌が繁殖しやすい環境になります。
水入れを清潔にすることは、飲み水をきれいに保つだけではありません。
「昨日はどれくらい水を飲んでいたのか」
「餌の食べ方に変化はなかったか」
そんな小さな情報も、水入れから読み取ることができます。
鳥たちには一度外へ出てもらいます
次に、鳥たちを外へ出します。
その間に店内の清掃を行いますが、ここでも目的は「きれいにすること」だけではありません。
床に敷いている人工芝を洗い、その下に敷いている新聞紙を取り除く前に、必ず便の状態を確認します。
ここは毎日欠かさない、とても重要な作業です。
便は毎日の健康診断
新聞紙には、それぞれの個体の便が残っています。
この便を見ながら
・量はいつも通りか
・色に変化はないか
・水分量はどうか
・消化状態に問題はないか
を確認しています。
猛禽類は体調不良を隠す動物です。
元気そうに見えていても、便には小さな変化が現れることがあります。
まず観察し、その日の健康状態を確認してから新しいものへ交換します。
パーチや床材(新聞)も健康管理の一部
パーチ(止まり木)も毎日洗浄します。
糞が付着した状態が続けば、足裏への負担や衛生面の問題につながることがあります。
人工芝も毎日洗い、新しい新聞紙を敷いてから元の位置へ戻します。
掃除機をかけ、モップで床を拭き、店内全体をリセットします。
最後に新しい水を入れ、水入れを設置し、鳥たちを元の場所へ戻して朝のルーティンは終了です。
掃除ではなく「環境を整える時間」
毎日これだけの作業を続けていると、
「掃除をしている」
という感覚というより
猛禽たちが一日を健康に過ごせる環境を整えること。
そして、その過程で体調の変化を見逃さないことです。
きれいな飼育環境は見た目のためではなく、健康を維持するためにあります。
それがHUNTING ANIMALが毎朝大切にしている飼育ルーティンです。
🦅 飼育のヒント
・掃除は「汚れを落とす作業」ではなく「健康観察の時間」と考えてみましょう。
・便は毎日確認し、量・色・水分量など、小さな変化も見逃さないことが大切です。
・水入れやパーチは、見た目がきれいでも毎日洗浄する習慣をつけましょう。
・飼育環境を毎日リセットすることが、病気の予防と早期発見につながります。
次回は、HUNTING ANIMALが毎日同じルーティンを続ける理由と、「いつもと違う」に気付くための観察方法についてお話しします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いつもHUNTING ANIMALのブログをお読みいただき、ありがとうございます。
次回の更新もお楽しみに。