~HUNTING ANIMALが考える猛禽類の爪・嘴ケア~
「夏でも爪や嘴の施術はできますか?」
このご質問も、毎年多くいただきます。
結論からお伝えすると、当店では夏場の本格的な施術は行っていません。
もちろん、施術そのものは可能です。
しかし、当店では「できるかどうか」ではなく「その時期に行うべきかどうか」を大切にしています。
猛禽類にとって夏は負担の大きい季節です
ご来店いただくまでには、
・車での移動
・キャリーでの待機
・環境の変化
など、すでに猛禽類には負担がかかっています。
さらに施術では、
・保定によるストレス
・保定する人の体温
・タオルで包むことによる熱や湿度
・緊張による体温上昇
といった負荷が加わります。
こういった一つ一つの行程が寒い時期に比べて暑い時期の方が猛禽類にとっては大きなストレスになると考えております。
そのため当店では、夏場は「できるだけ短時間で終えること」を優先しています。
本格的な施術は気温の良い季節に
古い角質の剥離や、大きな形状の修正には時間がかかります。
当店では、このような時間を要する施術は、冬場や春・秋など、比較的気温の穏やかな時期に行うことを基本としています。
季節を選ぶことも、安全な施術の一つだと考えています。
夏場は最低限のケアを行います
一方で、夏場は爪が伸びやすい傾向があると感じています。
そのため、「何もしない」というわけではありません。
当店では、
・爪先の長さを整える
・嘴の必要最低限の調整
・爪や嘴の汚れの除去
など、短時間で終えられるケアを中心に行っています。
これは、飼い主様や猛禽類自身の怪我を防ぐための、安全を目的としたケアです。
一度にすべてを行う必要はありません
施術は、一度ですべてを終わらせることが目的ではありません。
その日の気温、その日の体調、その日の様子を見ながら、「今日はここまでにしておこう」と判断することもあります。
私たちは、施術を優先するのではなく、猛禽類の安全を最優先に考えています。
無理をしないことも、大切な施術の一つです。
HUNTING ANIMALが大切にしていること
「もっときれいにできるかもしれない。」
「もう少し整えられるかもしれない。」
そう思う場面があっても、当店では無理をしません。
猛禽類にとって最も大切なのは、施術の完成度ではなく、安全に帰宅し、その後も元気に生活できることです。
だからこそ私たちは、季節や気温、個体の状態を考慮しながら、その時に最適だと考える施術を行っています。
それがHUNTING ANIMALの施術方針です。
次回予告
第6話「道具へのこだわりと二人体制で行う理由」
当店では、電動工具は使用せず、すべて手作業で施術を行っています。
また、施術は必ず二人体制です。
なぜその方法を選んでいるのか。
次回は、使用する道具と、安全を最優先に考えた施術体制についてご紹介します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いつも HUNTING ANIMAL のブログをお読みいただき、ありがとうございます。
次回の更新もお楽しみに。